会長挨拶(テーマ・趣旨)

第23回関西MISt研究会 会長
深谷 賢司
綾部ルネス病院 脳神経外科

会長挨拶: 第23回関西MISt研究会開催にあたり


日本MISt研究会 会員様 各位

平素より大変お世話になっております。綾部ルネス病院脳神経外科 深谷賢司と申します。
このたび2019年3月30日(土)に第23回関西MISt研究会を開催させて頂くことになりましたので、研究会のご案内をさせて頂きます。

日 程: 2019年3月30日(土)13:00
会 場: 梅田スカイビル タワーウエスト36階
〒531-6023 大阪府大阪市北区大淀中1-1 06-6440-3901
特集テーマ:インプラント合併症 予防と対策

MISt手技が導入されてから、多くに疾患に対しその技術が応用され、良好な成績が出されてきています。 成人脊柱変形を始め、従来ではオープンでしかできなかった手術が低侵襲に可能となってきました。 しかし、インプラントを使用する以上、インプラント関連合併症を避けて通ることはできません。 Proximal junctional kyphosis, adjascent segment disease, screw loosening, ロッド折損、 術後創部感染など必ず術者は経験しているはずです。ひとたび合併症が発生したとき術者はその対応に悩み、 なんとかリカバリーするために知恵を振り絞っています。そんなインプラント合併症に対し、その予防と対策について 多くの経験を持つ先生から講義をしていただき、その実際についてワークショップで実現していただく企画です。 まずはインプラント合併症を起こさないためにはどうすべきか、そして起きてしまったときのリカバリーテクニックを 一つでも多く身につけていただき、実践に役立てていただく場としたいと考えております。 特別講演には、長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 整形外科学 助教 千葉 恒 先生と 秋田厚生医療センター 整形外科 名誉院長 阿部 栄二 先生にご講演をいただきます。 皆様方のご参加を心よりお待ちしています。

ハンズオン
今回は新たな試みとして、実践的ハンズオンを行います。モデルボーン上ではありますが、脊柱変形に対する矯正、ナビゲーション及びナビゲーションドリルを用いたスクリュー挿入、合併症に対するリカバリーテクニック等を経験豊富な先生にデモをしていただき、実際に行っていただきます。また、豚の生体骨を使用した実習を準備しています。インプラント手技だけでなく軟部組織の展開や椎弓切除など脊椎手術の基本手技も行えます。若手Drや手術室Nsの参加を是非お待ちしております。

プログラム
13:10~15:10   特集 「インプラント関連合併症 予防と対策」
1。頚椎インプラント手術における合併症予防と対策
上田 茂雄 先生 (畷生会脳神経外科病院)
2。術中ナビゲーションシステムO-Armを使用した脊椎手術―pitfallと対策―
下川 宣幸 先生 (ツカザキ病院)
3。脊柱変形MISにおける合併症予防のための当院での工夫
原田 智久 先生 (丸太町病院)
4。成人脊柱変形にたいするMIStにおける落とし穴とその対策
石原 昌幸 先生 (関西医科大学附属病院)
5。脊椎 骨盤外傷治療のコツと落とし穴
松森 裕昭 先生 (香芝旭ケ丘病院)
6。脊椎手術のトラブル、リカバリー、予防
宮本 敬 先生 (岐阜市民病院)
15:20~16:20  特別講演①
「骨微細構造から捉えた骨粗鬆症:HR-pQCTによる病態・薬効評価」
演者  千葉 恒 先生 (長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 整形外科学 助教)
16:30~17:20  休憩
17:30~18:30 特別講演②
「成人脊椎変形におけるインプラント関連の合併症と対策」
演者  阿部 栄二 先生 (秋田厚生医療センター 整形外科 名誉院長
16:30~17:20 <DR WORKSHOP>
「実践的ハンズオン ボーンモデルを用いた実技Drコース
①脊柱変形矯正②頸椎インプラント③ナビゲーションとインプラント④インプラント合併症のリカバリーテクニック⑤豚生体骨を使用した実習
16:30~17:20 <NSセミナー>
「仮想現実(VR)・拡張現実(AR)・複合現実(MR)による脊椎手術支援」
演者  成田 渉 先生 (亀岡市立病院 整形外科・脊椎センター長)
17:30~18:30 <NS WORKSHOP> 「ボーンモデルを用いた実技Nsコース」
第23回 関西MISt研究会
当番世話人 深谷賢司
(綾部ルネス病院 脳神経外科)

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